応用情報処理技術者試験を受けた

2024年10月14日に開催された、令和6年度 秋期 応用情報処理技術者試験を受けてきました。
高度情報処理技術者試験は勉強が足りないので、また次の機会にでも受けます。

応用情報を受験した理由は、

Applied Info Tech Eng Exam

おべんきょ

先の基本情報試験の時と同じく座学をするのが嫌いだったので、一応参考書を買いましたが殆ど見ませんでした。

応用情報の試験は午前/午後と2つ存在し、それぞれ150分の試験時間があります。
午前は4択問題を80問、午後は記述問題を必須大問1と選択大問10の中から4問解きます。
合格点はそれぞれ6割です。

午前問題の傾向としては、過去問からの出題が8割でそれ以外は新規問題や上位資格過去問から出題される場合が多いため、
過去問をしっかりと解いていれば合格点に達します。
自分は対策として応用情報処理技術者試験ドットコムをひたすら解くことにしました。

通勤時間などのスキマ時間を使って直近12回の試験の過去門を重点的に、1447問(重複あり)を解きました。
テクノロジ系は理解さえすれば簡単で応用が効きやすいので楽だったのですが、マネジメント系やストラテジ系は略語や言葉遊びが多く、そこそこ苦労しました。
略語を覚えるより、略された元の単語を推論するゲームな気もします。

午後問題は情報セキュリティと以下のジャンルの中から4問選ぶ形式です。

  • 経営戦略
  • プログラミング
  • システムアーキテクチャ
  • ネットワーク
  • データベース
  • 組込みシステム開発
  • 情報システム開発
  • プロジェクトマネジメント
  • サービスマネジメント
  • システム監査

本来はすべてのジャンルを対策するのが良いのでしょうが、自分は午後試験対策に取り掛かったのが2週間前と時間がなかったので、この中から「プログラミング」「システムアーキテクチャ」「ネットワーク」「組込みシステム開発」「情報システム開発」のみ解いて対策することにしました。
直近5回の過去問をさらっと解いた感じ、ネットワークは異常に簡単で殆どの場合自明、組込みシステム開発やシステムアーキテクチャ、情報システム開発は難しい回もあるがそこまで筋が悪いわけではなさそうでした。
一方、プログラミングは回によって難易度が上下しまくっており、これを軸にして対策するのは危険だなぁ・・・。という印象を受けました。

対策は応用情報処理技術者試験ドットコムの午後問題で行うのもいいのですが、文章題ということで実際と同じく問題文に書き込めるよう、印刷した問題用紙を使用して解く練習を行いました。
まあ、出題傾向を知るというよりかはどういった解答を求められているか知る目的でやっていたフシがあります。

試験を受けた所感

試験地

今回試験はマイドームおおさかという堺筋本町駅と谷町四丁目駅の間にあるコンベンションセンターで行われました。
過去に基本情報を受けた際には南港ATCや大阪産業大学といった絶妙にアクセスが悪く、周辺に何も無い場所だったのでそれに比べればものすごく都会で良かったです。(家から30分なのもアド)

同会場では情報処理安全確保支援士試験も行われていました。

午前

午前問題は開幕待ち行列が出てきて本当に頭を抱えましたが、それ以外は簡単(大嘘)でした。

問2, 7, 9, 39, 71, 76とAIや機械学習に関する問題がわりかし多く出てきました。
また、セキュリティ問題に関しても多く出てきておりこちらはSCから簡単な問題を抜いてきたのかなという気もしました。

ただ対策はそこまでしていなかったものの、試験要綱やシラバスが変わったという情報は知っていたため、そこまで驚きではありませんでした。
まあ、普通にエンジニアしてるならすでに業務で触れているはずの分野ですしね。

試験は150分でしたが、73分時点ですべての問題を一通り解き終わりました。 20分ぐらいで見直しや気になるところの再考をし、さっさと退出しました。
退出時間は開始から90分頃です。

お昼

11時頃に会場を出たので次の試験まで2時間ぐらいあります。
午前問題終わった直後は体感の正答率が低くわりと心配になってきたので、さっさと気分をリセットするためにご飯を食べることにしました。

メンタル的に不安になって午後問題で足を引っ張るほうが元も子もないので。。。

お昼ごはんはバーガーキングにしました。やはりハンバーガー。

やはり大阪市中心部はお昼ごはんに困ることがなくて良いですね。ATCでやられたときなんかは施設に入っていたご飯屋さんのキャパオーバーしていましたからね。
午前問題は明らかに時間が余るように設計されているので全問正解とか目指さない限りはご飯目当てにさっさと退出するほうが混まなくて賢いかもしれません。

後々知ったのですが、試験会場でもご飯食べていいんですね。

午後

必須大問の情報セキュリティと選択式大問4問のやつです。

今回選択したのは「システムアーキテクチャ」「ネットワーク」「組込みシステム開発」「情報システム開発」です。

情報セキュリティ

Webサイトを運営するうえでのセキュリティについての問題でした。
セキュリティのイロハであるハッシュ化などの問題です。

そこまで難しい問題ではなかったように思えますが、漢字が苦手なものでそういったしょうもないところで減点食らってそうです。

設問6の(1)、ソルトとペッパーの違いを答えよ。に関しては良い問題だったと思いました。
答えを出すのに時間がかかりましたが、各々の処理の違いをちゃんと読めば簡単に解けると思います。

プログラミング

試験前にプログラミングは簡単だとフォロワーにそそのかされましたが、スルーしました。
IPAの疑似言語苦手なんですよ。頭がインプットを拒否する。
改めて問題を確認しましたが、答えを導出するのにそこそこ時間がかかる問題があったのでスルーして正解だったようです。
職業PGならばやっておくべきなんでしょうが、自分は職業PGではないのでまあええでしょう。(良くはない)

システムアーキテクチャ

動画配信サービスのサーバー構成を考える問題でした。
この問題はネットワークに近接している気がしました。

まあ、計算問題が多かったため落ち着いてやれば誰でも解ける問題だと思います。

ネットワーク

会社のネットワーク、GWに関する問題でした。

今回は特にですが、自明な問題でしたね。ボーナス問題と言ってもいいでしょう。(これで間違ってたら恥ずかしいが)

アドレス計算もNAPTも問われず、FWの許可ルールや宛先IPアドレスを図から選べなどの問題だったので、拍子抜けしたというのが正直なところです。

組込みシステム開発

スマートイヤホンの実装に関する問題でした。
専門的なことを問われると身構えていましたが、そうではなかったです。良い塩梅に抽象化されておりいい試験問題だったと思います。

しっかりと考えないと混乱しそうだなって解いてて思いました。
埋めはしましたが、正答率は低そうな気もします。

情報システム開発

オブジェクト指向に関する問題でした。

プログラミングのイロハのイの事を問われた問題だと思いましたが、
自分は職業PGではない上に体系的にプログラミングを勉強したわけではなかったので、理解語りていないなと思った分野でした。

ちゃんと理解していなくてもそれっぽいい何かしらを作れるのがプログラミングの良いところなんでしょうけど、
ちゃんと理解しておくべき分野だなって感じました。

試験時間

こちらも90分程度で退出しました。
技術系はそこまで時間がかからないという人が多いそうなので、そんな感じなんでしょう。

一応すべての解答欄を埋めたのも含めて自信はありますが、不安ですね。

おわり

体感では午前より午後のほうがスラスラ解けたので、午前が鬼門だなぁ・・・。って思ってましたが
午前の自己採点は59問正解で正答率72%、一応通過しているものと考えれます。

今回の午前問題は「ウ」が多く33問/80問ありさすがに頭を抱えました。

午後は自己採点していないのでどうなるかは結果出るまでわかりませんが、多分いけてそうです。

応用情報処理技術者試験受かってたらネスペ受けたいですねぇ。